東京の感染集計再びミス 数十人増加、解除影響なし





都庁第一本庁舎=新宿区

 東京都による新型コロナウイルス感染者数の集計をめぐって都内の保健所から報告漏れなどのミスが再び判明し、累計が数十人増加する見通しとなったことが21日、都への取材で分かった。ミスがあったのは5月上旬までのデータで最大でも40人未満とみられる。国が緊急事態宣言を解除する目安となる直近1週間の数字ではなく、都は判断に影響は与えないとしている。

 都が集計ミスによる感染者数の大規模な修正をするのは2回目となる。原因の一つとなったのは前回と同様、感染者の報告を保健所が用紙に記入して都にファクスする仕組み。都がこれまでの感染者を精査する中で報告漏れや、都側のファクスの受信エラーによる集計漏れなどが分かった。

 都は今月11日、計111人分の報告漏れと35人分の二重計上があったと発表。全体の感染者数に計76人追加した。ファクスでの報告を取りやめ、都と保健所がオンライン上で感染者の情報を共有する仕組みに変更した。



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