ブラザートム 日本一“店のマスター”役をやっている!?





ド派手な衣装で強烈な個性をふりまく鉄郎役のブラザートム(C)東海テレビ

 ミュージシャンのブラザートム(64)が「僕、きっと日本一、芝居で“店のマスター”をやっていると思います」と自身で言うほどハマり役となっているオトナの土ドラ「隕石家族」(土曜後11・40、東海テレビ・フジテレビ系)でのカフェ「イスカンダル」店長・古代鉄郎。年齢不詳、ド派手な衣装とアドリブでクセの強い役柄を飄々と演じている。

 羽田美智子主演作は最終回まで残り2話。巨大隕石の接近であと半年の運命にある門倉家の5人が次々と自分の正直な想いを“爆発”させるスペクタクルホームドラマだが、世間がバタつく中、パニックをどこか楽しんでいるのが店長。門倉家の次女・結月(北香那)の恋人・翔太(中尾暢樹)のアルバイト先として度々登場してきたが、23日放送(第7話)では、どうやら店長の衝撃告白もあるようだ。「最初から“その設定”になっていたので“7話でバラすぞ”という重さを出そうとずっと演じてきた」と満を持しての登場となる。

 バブルガム・ブラザーズとして過去にNHK「紅白歌合戦」にも出場。昨年は大ヒット映画「翔んで埼玉」で妻役の麻生久美子を相手にイイ味を出していた。家庭では俳優の小柳心・友兄弟のよき父でもある。そんなトムが冗談とも本気とも取れる楽しいインタビューを繰り広げた。

 --今回の店長役はご本人と近いのでは?

 「全く違う。僕ほど神経質な男もいないので、芝居を作るのが大変でした(笑)」

 --ド派手な衣装も注目されています。

 「古着などを滅茶苦茶に組み合わせる楽しさがあった。カッコイイ。巣鴨でよく見るスタイル。古着を重ねて着ているうちにあんな感じになっちゃう(笑)。“スガマー”と呼んでほしいですね」

 --毎回アドリブがすごいと…

 「“台本通りにできない”というのが正しい言い方だと思う(笑)。7話では店に入るなりうがいをしたけど、やったら面白いなあと思って…もう隕石が落ちてくるなら何やったっていいじゃないかみたいな感じで(笑)。自由にやらせてくれて、しかもOKしてくれる監督がすごいです」

 --半年間で地球滅亡…ご本人ならどう過ごしますか

 「最後に向けて好きな人と一緒に、好きなものを食って、好きなものを飲む。きっと好きなことだけして、その日を迎えるんだろうな。じゃあ、今と変わんねーんじゃねーかよっていう話なんですけどね(笑)。今以上に好きなことを探すのが難しいので」

 --視聴者へメッセージをお願いします。

 「このドラマは20年くらい前の無茶苦茶だった韓国ドラマみたいな…これ、ほめていますよ、僕が好きだった頃のものなので。そのドタバタ喜劇的な滅茶苦茶さ加減。今の時代をこれほどぶった切っているドラマはないし、いろんなメッセージをコメディーという形で伝えているのが楽しくて本当にいい作品だと思います」

 出演はほかに泉里香、中村俊介、松原智恵子、天野ひろゆき。

(産経デジタル)



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