英紙デーリー・テレグラフ電子版は23日までに、ジョンソン英首相が第5世代(5G)移動通信システムに華為技術(ファーウェイ)など中国メーカーの機器を限定採用するのを認める方針を転換し、活用を取りやめることを検討していると報じた。
新型コロナウイルス感染症の流行をめぐる米中対立の深まりを踏まえた、トランプ米政権への配慮とみられる。米英間では自由貿易協定(FTA)交渉が進んでいる。
報道によると、2023年までに英国内の5G通信網などにおける中国メーカーの関与をなくす計画を立案するよう、関係部局に指示した。与党保守党の内部からも中国製品の活用には反発が上がっていたもようだ。(共同)