米東部ニューヨーク州のクオモ知事は25日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大への対応で亡くなった医療従事者や救急隊員ら「最前線の労働者」の遺族に対し、死亡給付金を支給すると発表した。また連邦政府に対し、こうした労働者に対する危険手当を支出すべきだと訴えた。
死亡給付金の財源は州政府や州内の市や郡などが負担する。25日は戦没将兵記念日(メモリアルデー)の祝日で、クオモ氏は戦没者と同様、新型コロナとの闘いで亡くなった労働者らを「ヒーロー」とたたえた。
クオモ氏によると、州内の24日の死者は96人。入院中の患者数は前日比45人減の4348人となった。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国全体の感染者は約165万4700人、死者は約9万8000人。(共同)