ZOZO創業者、前沢氏の資産会社が5億円申告漏れ 東京国税局、PJの私的利用指摘





前沢友作氏

 インターネット衣料品通販大手「ZOZO(ゾゾ)」創業者の前沢友作氏(44)が役員を務める資産管理会社「グーニーズ」(東京都港区)が、同社所有のプライベートジェット(PJ)の利用などをめぐり、東京国税局から昨年3月期までの3年間で、法人所得約5億円の申告漏れを指摘されていたことが27日、関係者の話で分かった。

 前沢氏はPJを海外旅行などに私的利用し、利用料を支払っていたが、国税局は前沢氏の負担額として約5億円が不足していると判断。同社側が利用料を徴収しなかったことが申告漏れに当たると指摘したもようだ。同社は修正申告を済ませたが、赤字分との相殺で追徴課税は発生しなかった。

 また、前沢氏本人も絵画1点の売却益などをめぐり、国税局から平成30年までの3年間で個人所得約9900万円の申告漏れを指摘された。前沢氏は約4千万円を追徴課税され、すでに納付したとみられる。

 関係者によると、PJはカナダ・ボンバルディア社製で価格は数十億円。駐機場代や整備費用は資産管理会社が負担していたという。前沢氏は2018年サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会にPJで出かけたことが報じられるなどしていた。

 前沢氏は昨年9月、ZOZOの社長を退任。直後に新会社「スタートトゥデイ」を設立した。産経新聞は前沢氏の広報担当者に取材を申し込んだが、回答がなかった。



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