ギリシャ、日本含む29カ国の観光客受け入れ 米英仏は除外 



新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、教会内で肖像を消毒する女性=5月24日、ギリシャのテッサロニキ(AP)

 【パリ=三井美奈】ギリシャ政府は29日、新型コロナウイルス対策の国境封鎖を6月15日に緩和し、日本を含む29カ国から観光客を受け入れると発表した。

 セオハリス観光相は米CNNテレビで、「医療専門家による意見に基づいて、受け入れ可能な国を決めた」と述べた。29カ国はドイツやスイスなど欧州諸国のほか、日中韓、イスラエルなど。感染死者が多かったフランスやイタリア、米英は除外された。リストは見直しもあるとしている。

 欧州委員会は、6月15日まで欧州連合(EU)域内への移動を原則禁じ、解禁に当たっては加盟国が連携するよう求めていた。ギリシャは国内総生産(GDP)の2割を観光に依存しており、経済復興を急ぐため、単独で外国人受け入れを決めたとみられる。日本政府の感染症危険情報で、ギリシャは渡航中止勧告に当たるレベル3に位置づけられている。



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