菅義偉(すが・よしひで)官房長官は4日午前の記者会見で、中国の習近平国家主席の国賓訪日について「現時点で何よりも重要なのは新型コロナウイルスを収束させることであり、少なくとも具体的な日程を調整する段階に現在はない」と述べた。
その上で「中国との間にはさまざまな懸案が存在するが、引き続き首脳会談のハイレベルの機会を活用して主張すべき点はしっかりと主張し、懸案を一つ一つ解決し、中国側の前向きな対応を強く求めていくことが重要だ」と語った。
習氏の国賓訪日をめぐっては、茂木敏充外相が3日のBSフジ番組で、国賓来日について11月以降になるとの見通しを示していた。