東京五輪・パラリンピック組織委員会副会長の遠藤利明元五輪相は5日午前、自民党本部で開かれた会合に出席し、新型コロナウイルスの感染拡大のため、来夏に延期された東京大会の開催可否について「来年3月ぐらいに代表選手が選考されているのかどうかが大きな課題だ」と述べ、来春が判断の時期になるとの見通しを示した。
国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は海外メディアに、今年10月が開催可否を判断する重要な時期になるとの見解を示していた。
遠藤氏は会合後、記者団の取材に「(来春に)世界的な新型コロナ感染がおさまらない、何よりも選手を選べないという状況であれば、(開催は)なかなか難しいということになると思う」と述べた上で、「来年3月にはきちんと判断をしなければならない」と語った。