自民党の石破茂元幹事長は7日のBS朝日番組で、政府・与党が17日までの今国会を延長しない方針を固めたことに否定的な考えを示した。「新型コロナウイルス対策や(賭けマージャン問題で辞職した)黒川弘務前東京高検検事長の問題で納得した人は増えていない。その数字が増えるまで(会期を)延長するか、議論を濃密にしなければいけない」と語った。
次期首相に意欲を示す石破氏への所属議員の支持が広がらない現状に関しては「『石破だ』といえば、ポスト剥奪、資金はもらえない、選挙は応援してもらえず、議員ではなくなるからだ」と述べ、安倍晋三首相が石破氏の支持者を冷遇しているとの見方を示した。
その上で「選挙はどれだけ有権者とのコミュニケーションをとるかということを(先輩議員から)教わってきた。自分の(自民党)総裁選ではやっていないとの叱りは甘んじて受ける。変えないといけない」とも語った。