山梨県の災害対策本部図上訓練が8日、県庁で行われた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、参加者は例年の3分の1の約80人に絞り、甲府地方気象台など関係機関との連絡はオンライン会議で行った。
台風の影響で大雨となり、甲府市を流れる荒川が氾濫して、同市や甲斐市で土砂災害が起きたとの想定で、被害情報の収集や情報共有の手順を確認した。
これまで地震や富士山噴火に備えた訓練を行ってきたが、大雨の想定は初めて。昨年は9月に行われる予定だったが、本物の台風15号の影響で中止となり、今年は大雨シーズンの前に実施された。