「めぐみへの手紙」で質問 首相、拉致問題解決に決意新た 衆院予算委





衆院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=10日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

 10日の衆院予算委員会で、日本維新の会の森夏枝氏が、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父、滋さんの死去を受け、産経新聞で連載している「めぐみへの手紙」に触れながら安倍晋三首相に質問した。

 「めぐみへの手紙」は滋さんと妻の早紀江さんがめぐみさんに宛てた手紙で、産経新聞で連載されている。森氏は2月4日付の一部を紹介し「必ず取り戻すという早紀江さんの思いに対して改めて首相の決意を」と答弁を求めた。

 これに対し、首相は「残念ながら(拉致問題の解決を)まだ実現できていないことは本当に痛恨の極みで大変申し訳ない。有本恵子さんのお母さまも逝去された。一日も早く被害者の皆さんの帰国を実現するために全力を傾けていきたい」と答えた。

 同時に首相は「(北朝鮮に対し)今までの中で最も高い圧力をかけている。制裁を行っているところだ。トランプ米大統領あるいは(中国の)習近平国家主席、(韓国の)文在寅(ムン・ジェイン)大統領から直接、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に拉致問題に対する私の考え方を伝えていただいている。あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していきたい」と述べた。



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