ススキノの交番、歴史に幕 札幌、老朽化で建て替えへ


 札幌市の繁華街・ススキノの治安を維持してきた「薄野交番」の4階建て建物が11日、老朽化による建て替えのため役目を終え、昭和39年の運用開始から半世紀の歴史に幕を閉じる。

 ススキノは東京より北では最大の歓楽街で、夜間の利用客数は平均約8万人と言われる。交番はすすきの交差点にあり、管轄はわずか0・79平方キロ。札幌・中央署によると、警視庁新宿署の歌舞伎町交番の約60人に次ぐ約50人の警官が1日3交代で勤務してきた。昨年は事件やトラブルなどの取扱件数は約2万件に上った。

 解体作業は年内にも始め、同じ場所に現在と同じ4階建て鉄筋コンクリート造りの新交番を建設、令和4年春から運用する予定。それまでは約300メートル南に設置した仮設交番を使用する。



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