女児死亡で宇都宮市控訴へ 地裁の賠償命令不服

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 宇都宮市の認可外保育施設で平成26年、生後9カ月の山口愛美利ちゃんが宿泊保育中に死亡し、両親が損害賠償を求めた訴訟で、宇都宮市議会は12日、市の過失を認定し賠償を命じた宇都宮地裁判決を不服とし、控訴する議案を可決した。

 3日の地裁判決は、市が指導監督権限に基づく注意義務を尽くしていれば、事故は起きなかった可能性が高く、市の対応は「虐待的保育を防止する上で極めて不十分」と指摘。運営会社と元経営者、市に計約6300万円の支払いを命じた。

 市は「判決には事実誤認や判断の根拠が明確でない部分があり、上級審の判断を仰ぎたい」としている。

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