北海道旭川市は12日、生活保護と年金の双方を受給している人に送った封筒の中に、誤って他人の住所と氏名が書かれた書類が混入していたと発表した。誤送付したのは計34世帯で、被害は確認されていない。
市によると、年金額改定のため、住所と氏名が印字された依頼文と収入申告書を封筒に入れて送付する際、職員がチェックを怠ったために、依頼文は正しい送り先だったが、収入申告書は別人のものが同封されてしまった。
8日に封筒を受け取った複数の受給者から連絡があり判明。市は対象者を訪問し謝罪した上で、既に廃棄された4件を除く30件の申告書を回収した。担当者は「今後は二重に点検して、再発防止に努める」としている。