米政権内幕本、出版差し止め要求へ 「犯罪」とトランプ氏

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ボルトン前大統領補佐官(AP)

ボルトン前大統領補佐官(AP)

 トランプ米大統領は15日、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が政権の内幕を描いた23日出版予定の著書について「大統領である私との会話は全て機密に当たる」と述べ、出版差し止めを求める訴訟を起こす考えを示した。「出版は違法で、犯罪問題を抱えることになる」と強く牽制(けんせい)した。

 出版社によると、ボルトン氏は著書で、政権の外交政策全般にわたり、ウクライナ疑惑のような問題が存在していると指摘。トランプ氏は11月の大統領選前に出版されれば打撃になりかねないと警戒を強めている。

 ボルトン氏は2018年4月~19年9月に大統領補佐官を務め、トランプ氏との意見対立で解任された。今年3月に出版予定だったが、政権側が国家機密が含まれると指摘したため延期。ボルトン氏側は出版に当たり必要な削除は済ませたとしている(共同)

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