中国のネット通販「618」セールで過去最高 「リベンジ消費」か

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 【北京=三塚聖平】中国紙の21世紀経済報道(電子版)などによると、中国インターネット通販大手の京東集団(JDドット・コム)が1日から18日に行った「618」と呼ばれる恒例の値引きセールの累計注文額が2692億元(約4兆1千億円)に達した。昨年の2015億元を上回り、過去最高を記録した。新型コロナウイルス蔓延(まんえん)を受けて中国では消費低迷が続くが、その反動から消費意欲を爆発させる「リベンジ消費」も指摘される。

 同セールは、京東の設立日の6月18日を記念して開催している。今では他のネット通販各社も加わり、最大手のアリババ集団が中心となる11月11日の「独身の日」と並ぶ販売イベントとして注目されている。

 今年はスマートフォンや家電などの注文が伸びた。新型コロナで家にこもることが多いことから、健康器具や調理用品も好調だったという。

 中国政府は景気回復のため消費喚起策に力を入れているが、消費動向を示す小売売上高は5月も前年同月比2・8%減とマイナスが続いている。首都・北京での感染拡大など新型コロナの先行きはまだ不透明で、本格的な消費回復には時間がかかるとの見方もある。

 今回のセールでスマホなどを買ったという北京市内で働く40代の女性は「買い物はしたいけど人が多い場所はまだ怖いので、今はネット通販で我慢している」と話した。ネットセールの好調は、実店舗の不調の裏返しの可能性もある。

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