静岡地検は19日、静岡県内の新東名高速道路であおり運転をし、浜松市北区のトラック運転手の男性に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と、道交法違反(報告義務違反)の疑いで書類送検された無職、佐藤竜彦受刑者(41)=兵庫県尼崎市=を不起訴とした。処分理由は明らかにしていない。
佐藤受刑者は、昨年9月に静岡市の新東名高速上り線でワゴン車を運転中、並進していたトラックの前に割り込んで衝突し、運転手の首に軽傷を負わせ、逃走したとして書類送検されていた。
佐藤受刑者は昨年9月8日に愛知県内の東名高速道路で車にエアガンを発射したとして道交法違反の罪で罰金5万円の略式命令を受け、覚醒剤取締法違反の罪では懲役2年8月の実刑判決が確定している。