19日午前の東京株式市場の日経平均株価は前日終値を挟み一進一退の展開となった。経済活動再開への期待や米ハイテク株の上昇を受けた買い注文が入った。一方、新型コロナウイルス感染症が再び拡大することへの警戒感から上げ幅を縮め、マイナスに転じる場面もあった。
午前終値は前日終値比30円95銭高の2万2386円41銭。
政府が都道府県間の移動の自粛要請を全面的に解除したことから、経済活動の再開が一層進むことへの期待感が投資家心理を明るくした。
ニューヨーク市場では18日にハイテク株主体のナスダック総合指数が上昇。東京市場でも半導体関連株が値上がりした。
一方、東京都で18日に新たに41人の新型コロナ感染者を確認したほか、米国の一部地域や中国・北京市でも感染が広がっており、流行「第2波」への不安から慎重な姿勢も目立った。