米財務省は19日、新型コロナウイルス感染症に対する経済対策として創設した企業の資金繰り支援について、一定以上の融資を受ける企業名を公表すると発表した。中小企業支援にもかかわらず、有名ハンバーガーチェーンのシェイクシャックが1千万ドル(約10億7千万円)の融資を一時受けるなど大企業が優遇されているとの批判が出ていた。
この経済対策は、従業員の雇用維持を条件に給与支払いを肩代わりする「給与保護プログラム(PPP)」と呼ばれる仕組み。
今後は15万ドル以上の融資を受ける企業の名前や住所、融資額などを公表し、透明性を高める。15万ドル以上の融資が全体の75%近くを占める。(共同)