神戸観光局は、新型コロナウイルスの感染予防対策を地域一体で進め、来訪者にアピールしようと、151の観光施設が十分な対策を取っていることを示す「取り組み宣言書」を発行した。
対策はこれまでも各施設が個別に行ってきたが、単体では基準を定めにくいとの声もあり、観光局が安全性を示す独自のチェックリストを作成した。
リストは、フェイスシールド着用など飛沫(ひまつ)感染の防止▽入場時の体温チェック▽会計時の非接触手段(キャッシュレス決済など)の確保▽施設内の消毒-など10項目から成る。
各施設が実施済みの対策はリスト上にチェックを入れるほか、独自の取り組みがあればそれを書き込んで観光局に提出。同局から宣言書が送られる仕組みだ。
発行施設は19日現在で、オリエンタルホテル▽神戸どうぶつ王国▽菊正宗酒造記念館▽神戸市立博物館▽人と防災未来センター▽豚まん店「老祥記」-といったホテルや博物館、飲食店など151施設に上っている。対象施設は増加していく見込みで、観光局のホームページに一覧を掲載する。