「娘助ける教員いなかった」自殺の女子生徒の遺族

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女子生徒の似顔絵を前に会見する遺族代理人の、石田達也弁護士=22日、兵庫県宝塚市(寺口純平撮影)

女子生徒の似顔絵を前に会見する遺族代理人の、石田達也弁護士=22日、兵庫県宝塚市(寺口純平撮影)

 平成28年に兵庫県宝塚市立中2年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、女子生徒の遺族は22日、25件のいじめを認定した市の再調査委員会の報告書公表を受けて「(娘を)助けようとする教員はだれもいなかった」とのコメントを発表し、学校の対応を改めて批判した。

 宝塚市内で会見した遺族代理人の石田達也弁護士によると、遺族は149ページに及ぶ報告書について「まったく知らなかった新しい事実が多くあった」と内容を評価。同時に、教諭がいじめを把握しながら生徒間トラブルと捉えて放置していたことに衝撃を受けていたという。

 報告書は、生徒が自殺する前年の平成27年にも、所属する運動部の別の部員がいじめで不登校になったのに、当時のいじめ防止対策委員会が「重大事態」と認定せず、教諭らが加害者側に指導しなかった事実を指摘。遺族は、この大きな判断ミスがなければいじめの連鎖を絶つことができたとして「自死を食い止めるチャンスを、当時の専門家チームが自らの手で握りつぶした」と批判した。

 また遺族は「いじめ対策を放置したことで命が失われた結果の重さを、教員は自らの痛みとして感じ取ってほしい」と教員の意識改革や資質向上を求めた。

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