【コロナ 次の一手】②関西インバウンド事業推進協議会 堀感治社長 淀川の新規航路で幅広い客層

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関西インバウンド事業推進協議会 堀感治社長 

関西インバウンド事業推進協議会 堀感治社長 

 訪日外国人客(インバウンド)に特化した観光サービスを提供する会社、関西インバウンド事業推進協議会で「ワンダーグループ」ブランドのもと、大阪市内の観光バス、クルーズ船、レストラン、観光案内事業を手がけています。7年前に前身の組織で事業を始めた当初は、観光バスなら1日の乗車が数人といった日もありました。その後、地道に宣伝を重ねてお客さまが増え、ようやく本格的な事業拡大への態勢が整いつつあった矢先の今回のコロナ危機です。

 現在、ほぼすべての業態が休業状態です。私の周辺では、インバウンドビジネスに携わる企業の半数以上がすでに撤退したようです。しかし、コロナ禍はいつか収まります。苦しいですが、さらなる飛躍に向け今が最も重要な局面です。来春以降と予想されるインバウンド復活時の業者の勝敗は、今いかに準備できるかで決まると思っているからです。

 来春に照準を合わせ、手は打ち始めています。バス事業では海外の大手インターネット旅行手配会社と提携しました。ネットで旅の情報を得ることが多い個人旅行者の取り込みに有効です。クルーズ船では道頓堀など大阪市内中心部をまわる従来の航路に加え、淀川にも乗り入れるなど新規航路の開拓を進めています。市民に親しまれる淀川での運航は、幅広い客層を呼び込めると考えています。

 台湾では現在も、アフターコロナに訪れたい国・地域に、「日本」「大阪」との回答が多いと聞きます。誰に対してもフレンドリーな大阪の魅力は、コロナでも色あせることはありません。その魅力をしっかり伝えられれば、必ず復活の時は来ると信じています。(聞き手 黒川信雄)

 ほり・かんじ 米国留学などを経て平成29年に関西インバウンド事業推進協議会を設立。大阪市内で観光バスや船、レストラン事業などを展開している。31年には近畿経済産業局の「関西インバウンド大賞」を受賞した。43歳。大阪府出身。

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