黒川前検事長にカッターナイフ入り脅迫文 容疑で72歳の男を送検


 東京高検(東京都千代田区)で5月、黒川弘務検事長(当時)宛てにカッターナイフの刃が同封された脅迫文が届いた事件で、脅迫文を送付したとして、警視庁が脅迫容疑で、松江市に住む男(72)を書類送検したことが24日、捜査関係者への取材で分かった。書類送検は同日付。

 捜査関係者によると、男は容疑を認め、「安倍政権に忖度(そんたく)する人物に検察のトップを任せるわけにはいかないと思った」などと供述しているという。

 脅迫文は5月13日午後2時ごろ、東京高検に封書で届き職員が開封。中からカッターナイフの刃1枚と文書が見つかり、「お前が次の検事総長だと」「国民をなめているのか」などと黒川氏を批判する内容が書かれていた。



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