熱海の老舗旅館が破産 江戸創業の「中田屋」 改装費重荷、収入減重なる


 江戸時代創業の老舗旅館「うみのホテル中田屋」(静岡県熱海市)が静岡地裁沼津支部から破産手続き開始の決定を受けていたことが25日、分かった。決定は9日付で、負債総額は約1億6千万円。過去に行った施設改装のための借り入れの返済と、収入の落ち込みに苦しんでいた。

 帝国データバンク沼津支店などによると、中田屋は江戸時代後期の1801年に創業。実測による日本地図を初めて作ったことで知られる測量家、伊能忠敬の測量隊が宿泊したとされている。

 相模湾を一望できる露天風呂などが人気で、2014年6月期は約2億2800万円の売上高を計上したが、その後宿泊客が減少。昨年8月に営業継続を断念していた。



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