「シミ消える」宣伝 根拠なし 消費者庁が措置命令 


 消費者庁は26日、「シミが消えた」などとせっけんを宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、販売元のファミリア薬品(兵庫県尼崎市)に誤った表示があったことを周知するよう求める措置命令を出した。

 同庁は平成29年6月ごろから、ファミリア薬品が運営する「芦屋美蓉館(びようかん)」のウェブサイトで販売していたせっけん「朱(しゅ)の実」について「そのシミ…老斑が消えた!?」「シミを薄くする」などと宣伝しているのを確認。同庁が成分や原材料を調べた結果、根拠は認められないと判断した。

 ファミリア薬品はすでに表示をやめており、「みなさまにご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした」とのコメントを出した。

 広告は、産経新聞の定期購読者に配布される「チャオ!産経」や、昨年2月まで新聞に折り込み配布されていたレシピ集「いただきます!」にも掲載されていた。



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