AI技術で建物被害把握 広島大と東工大が開発 

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AIを活用した建物被害判別法を発表する三浦弘之准教授=広島県東広島市

AIを活用した建物被害判別法を発表する三浦弘之准教授=広島県東広島市

 広島大と東京工業大の研究グループは、人工知能(AI)技術を利用して災害後に撮影された航空写真から建物の被害程度を判別する手法を開発したと発表した。

 平成7年の阪神大震災直後の兵庫県西宮市と、28年の熊本地震後の熊本県益(まし)城(き)町周辺の計約8500件の航空写真データを活用。倒壊した建物と被害がなかった建物、屋根にブルーシートがかけられた中程度の損壊だった建物を抽出して学習させた。昨年9月の台風15号で甚大な被害を受けた千葉県鋸(きょ)南(なん)町で活用したところ、90%以上の高い精度で被害を判別できることを確認したという。

 広範囲におよぶ大規模な自然災害が発生した際には短時間で被害状況を把握することができ、迅速で適切な対応に役立つことが期待される。

 広島大大学院先進理工系科学研究科の三浦弘之准教授は「中程度の被害を判別するには限界があるので、屋根にブルーシートが張られているかで判別した。航空写真データが入手できれば、半日から1日で被害状況が把握できる」と説明した。

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