28日午後11時25分ごろ、愛知県瀬戸市原山台の県営原山台住宅から「息子を殺しました」と110番があった。駆け付けた瀬戸署員が室内で、同住宅に住む職業不詳、小林洋一さん(59)が首に電気コードを巻かれた状態で倒れているのを発見。殺人未遂の疑いで現場にいた母親のマリ子容疑者(84)を逮捕した。
洋一さんは29日、病院で死亡が確認された。瀬戸署は容疑を殺人に切り替えて調べる。
逮捕容疑は、28日午後10時半ごろ、自室の居間で酒を飲んで寝ていた洋一さんの首を強く締め付けて殺害しようとしたとしている。
同署によると、マリ子容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、「(洋一さんが)失業中で、日頃から酒を飲んで口論になることに苦慮していた」と供述している。マリ子容疑者と洋一さんは2人暮らし。
現場は名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅から南約1・4キロの住宅街。