河野太郎防衛相は29日、航空自衛隊のC2輸送機に搭乗し、機内を視察した。操縦室の後方に座り、パイロットの操縦を確認したほか、物資をパラシュートで投下するために貨物室後方のドアが飛行中に開く様子も見た。
空自入間基地(埼玉県)から南下し、三浦半島付近で折り返し同基地に戻るコースで約45分間飛行した。入間基地では着陸直後に再び離陸する「タッチアンドゴー」の訓練も実施した。
C2は災害時、隊員や物資の輸送で活躍する。また、有事に備えて機動戦闘車、ヘリ、迎撃ミサイル発射機などの装備品や隊員を前線近くに運ぶ役割も負う。
C1輸送機の後継として平成30年に運用開始。貨物搭載量36トン、人員搭載数100人、航続距離7600キロでC1に比べて大幅に増えた。空自は現在11機保有している。