ロシア、ウクライナ東部2集落制圧と主張 長距離攻撃も継続 トランプ氏の警告効果見えず


和平仲介を目指すトランプ米大統領は14日、50日間以内に停戦に動かなければ制裁関税を課すとロシアに警告。しかしロシアは進軍をやめず、ウクライナへの大規模な長距離攻撃も続けている。23日に行われた両国の直接交渉でも、ロシアはウクライナの長期的な停戦の提案を拒否した。トランプ氏の警告は現時点で効果を発揮していない。

ウクライナ空軍によると、露軍は今回の長距離攻撃でドローン208機とミサイル27発を発射。ウクライナ側がドローン183機とミサイル17発を撃墜・無力化するなどしたものの、一部が着弾した。同国メディアによると、この攻撃で少なくとも民間人3人が死亡、10人以上が負傷した。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、露軍の越境攻撃を受けるウクライナ北部スムイ州でウクライナ軍が露軍を駆逐しつつあるとし、「(同州に緩衝地帯を設けるという)ロシアの計画を阻止することに成功した」と表明した。最激戦地のドネツク州ポクロウシク方面では衝突が続いているとした。

ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は25日、スムイ州でウクライナ軍が集落キンドラティウカを奪還したと報告した。(小野田雄一)



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