松竹は29日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月から中止していた歌舞伎座での公演を、5カ月ぶりに8月に再開すると発表した。
公演再開にあたり客席を前後左右を空けるほか、消毒などの対策を徹底。観劇時はマスク着用厳守、大向こうや掛け声は厳禁となる。また出演者や公演に携わる舞台・運営スタッフ全員に抗体検査を実施する。
8月1日に初日を迎える「八月花形歌舞伎」(松本幸四郎さん、市川猿之助さんら出演)は4部制で、混み合う休憩時間をなくすため、第1部「連獅子」、第2部「棒しばり」など1部1演目(1時間程度)で上演される。客席だけでなく、楽屋も1部ごとに総入れ替えし、消毒を徹底するという。