東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは29日、新型コロナウイルス対策を踏まえた新しい運営方法を報道陣に公開した。両園は7月1日、約4カ月ぶりに営業を再開。入園者数を通常の半分以下に抑えてキャラクターや他の来園者と一定の距離を確保するとともにに、一部施設の休止は続ける。
入場前に、フェースシールドを着けたスタッフが一人一人検温し、37・5度以上の場合は入園自粛を求める他、各アトラクションも来園者同士の距離を保つよう床や地面に並ぶ場所の印を設置。十分な距離が保たれない場合は、従業員が来園者に声を掛ける。
パレードは休止するが、複数のキャラクターが不定期に台車に乗って来園者に手を振りながら移動する。
また、キャラクターとの触れ合いを楽しむ一部のアトラクションは休止を続ける。このため、両園の営業再開率はアトラクションが約8割、土産物などのショップは約7割、レストランは約4割。オリエンタルランドの運営責任者は「入園者の反応を見ながら、どういう工夫ができるのか検討を続けたい」と話した。