東証、午前終値は前日終値比41円94銭安の2万2246円20銭


 1日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日終値近辺で推移した。前日の米国株高が追い風となった。ただ新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いていることは重荷で、売り注文も目立った。

 午前終値は前日終値比41円94銭安の2万2246円20銭。東証株価指数(TOPIX)は6・97ポイント安の1551・80。

 景気指標の改善や半導体関連企業の堅調な決算などを手掛かりに前日の米ダウ工業株30種平均が上昇し、東京市場の心理を明るくした。一方、米国などで新型コロナ感染症が大規模に流行しているほか、国内の感染確認も連日相次ぎ、経済活動停滞への懸念がくすぶった。

 1日発表の日銀の企業短期経済観測調査(短観)は自動車産業などで大幅な景況感の悪化を示したが、「ソフトウエア投資は伸びている」(大手証券)と明るい側面に着目する声もあり、市場の見方は分かれた。



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