神奈川県で新型コロナウイルスの感染者が新たに計13人確認され、2日に各自治体が発表した。小学校教員や看護師の感染が明らかになった。内訳は、横浜市5人▽川崎市5人▽茅ケ崎市1人▽その他県域2人-の計13人。
横浜市が公表した感染者は、20~60代の男女。このうち60代女性は市内の小学校教員。学校は2日を臨時休校としたほか、濃厚接触者として教職員4人と児童27人の検査を進めている。
また、50代女性は川崎市宮前区の「宮前老人福祉センター」に勤務。同施設も2日を臨時休館し、消毒や詳細調査を進めている。
このほか同市は、30人以上のクラスター(感染者集団)が発生している同市中区のホストクラブについての調査経過を公表。従業員らの濃厚接触者として、これまでに計28人を特定し、そのうち6人が陰性、市外居住の女性1人が陽性だったことを明らかにした。濃厚接触者は、今後もさらに増える見込みだという。
川崎市が公表した感染者は、10歳未満~80代の男女。このうち、同市幸区に住む10歳未満の男児は、6月29日に発熱し、7月1日に陽性が判明。市が感染経路などを調べている。
また、宮前区に住む20代女性は、同市内の民間病院に勤める看護師だった。市によると、女性は病院内で新型コロナウイルス患者と接触しておらず、病院外で感染した可能性も含め、経路を調べている。
県の発表では、鎌倉市と厚木市に住む、いずれも20代女性の感染が確認された。それぞれ、県内で確認された感染者の濃厚接触者として調べていた。