東京都内で新型コロナウイルスの感染拡大が続く事態を受け、群馬県の山本一太知事は6日の臨時会見で、「都内への外出には注意していただきたい」と県民向けにメッセージを出すとともに、改めてマスク着用などの「新しい生活様式」の実践を呼びかけた。
山本知事は、県内の感染状況は落ち着いているとしながらも、「東京由来の感染がいつ拡大してもおかしくない」と指摘。週内にも専門家らでつくる危機管理チームの会合と、対応を協議する県の感染症対策本部会議を開く方針を示した。
ただ、感染の度合いに応じ、休業要請などの行動基準を示した県独自の警戒レベルについては、現在の「1」(限定的な制限)を維持すると説明した。
都内では6日まで5日連続で新規感染者が100人を超え、隣接する埼玉、神奈川、千葉各県で警戒感が広がっている。