中国、新型コロナで1カ月遅れの大学統一入試 感染対策ピリピリ

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7日朝、北京市中心部にある「高考」の試験会場付近では、マスク姿の受験生や保護者などでごった返していた(三塚聖平撮影)

7日朝、北京市中心部にある「高考」の試験会場付近では、マスク姿の受験生や保護者などでごった返していた(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】中国で7日、「高考(ガオカオ)」と呼ばれる全国統一大学入学試験が始まった。例年は6月上旬に行われているが、今年は新型コロナウイルス流行の影響を受けて1カ月遅れでの実施となった。全国で1千万人を上回る受験生が参加するため、各会場では消毒や検温など感染対策が徹底された。受験生は例年とは異なる緊張を強いられた。

 「高考」は日本の大学入試センター試験に相当するが、基本的にこの結果のみで大学の合否が決まる仕組みがとられている。中国メディアによると、今年は昨年と比べて40万人増の約1071万人が中国各地で試験に臨むという。

 中国教育省は「新型コロナ発生後、全国規模では最大の集団イベントになる」と警戒。各試験会場の入り口では体温測定を行い、発熱者の入場を認めないといった感染対策の実施を求めている。

 5万人弱の受験生が参加するという首都・北京では、受験生同士の密集を避けるために、1つの教室で受験できる人数を例年の30人から20人に減らすといった措置を講じた。また、試験中に発熱やせきなどの症状が出た受験生を隔離する教室も設けた。

 7日朝、北京市中心部にある試験会場付近では、マスク姿の受験生やその保護者などでごった返していた。保護者の男性は「受験生にとって新型コロナの影響は当然あったが、頑張ってほしい」と心配そうな様子で話していた。

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