韓国の「企画財政部」から「月刊財政動向 2020年7月号」がリリースされました。
これは月次で公開される資料で、韓国政府の財政がどのようになっているのかを知ることができます。
07月号では、2020年05月までの財政の状況がまとめられているのですが、今号はヒドイ内容です。韓国政府の財政はまさに「火の車」、真っ赤かの大赤字です。
グラフを見ていただいた方が早いですので以下をご覧ください。「月刊財政動向 2020年7月号」に掲載されているものを引用させていただきます。
ご覧のとおり、韓国政府の財政収支は坂道を転がるように赤字を積み重ねています。
統合財政収支は、単純に政府の「総収入」と「総支出」を差し引きした収支です。
管理財政収支は、「社会保障基金の収支」を除いた収支です。社会保障基金が黒字であるため、これを入れると赤字は若干セーブされます。
しかし、2020年01-05月の累計で、
韓国政府の総収入:198.2兆ウォン
韓国政府の総支出:259.5兆ウォン
統合財政収支:61.3兆ウォンの赤字
管理財政収支:77.9兆ウォンの赤字
という状況です。
また、これは第2次補正予算までの数字です。「35兆1,000億ウォン」の第3次補正予算が加われば、赤字はさらに膨らみます。
さらに新型コロナウイルス騒動で税収が予定より減っているのです。
インが減っているのに、アウトは増やしています。これは、そら恐ろしい事態になります。
恐らく文在寅大統領はこの先どうするのかについては何も考えていません。自分の任期が終われば「はい、さよなら」のつもりでしょう。
誰が事態を収拾するのでしょうか。