2カ国がユーロ導入手続き 23年にも、信用力向上狙う

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ドイツ・フランクフルトの欧州中央銀行本部=8日(ロイター)

ドイツ・フランクフルトの欧州中央銀行本部=8日(ロイター)

 欧州中央銀行(ECB)は10日、欧州連合(EU)の単一通貨ユーロの導入に向け、ブルガリアとクロアチアが条件となる仕組み「為替相場メカニズム」に参加することが決まったと発表した。2023年にも加盟が実現するとみられる。ユーロ加盟で信用力を高める狙いだ。多くの条件を満たす必要があり、手続きは難航する可能性もある。

 1999年に誕生したユーロはリトアニアが15年に導入したのを最後に、現在の加盟国は19カ国となっている。

 EU欧州委員会は両国の手続き入りを歓迎。フォンデアライエン欧州委員長は声明で、ユーロは「欧州の統合と繁栄、連帯の具体的な象徴だ」と強調した。EUにはユーロ採用国を増やし、求心力を高めたいとの思惑がある。(共同)

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