武田良太防災担当相は14日、政府の来年度予算編成の指針となる「骨太方針」案で、防災・減災、国土強靭化に関する記述が昨年と同じだと指摘されたことについて「国民の幅広い声を受けながら、しっかりと対応していきたい」と述べた。
骨太方針案では昨年の方針をコピペ(文章の切り貼り)をしたとみられる箇所があると指摘され、政府は大幅な修正を加えた。
武田氏は「今、そうした意見を踏まえた対応について部局で検討している」と説明。九州地方を中心に大きな被害が出た7月の豪雨災害など毎年、大きな災害が発生していることを念頭に、「これだけの災害が出ているわけで、国土強靱化政策を各地方から求める声が日増しに大きくなってきている現状がある」と話した。