新宿の劇場クラスター、WOWOW社長「非常に残念で悲しい」

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舞台でクラスターが発生した「シアターモリエール」=15日午後、東京都新宿区(萩原悠久人撮影)

舞台でクラスターが発生した「シアターモリエール」=15日午後、東京都新宿区(萩原悠久人撮影)

 東京都新宿区の劇場「シアターモリエール」で出演者、スタッフ、観客に多数の新型コロナウイルス感染者が出た問題で、多くの舞台公演を放送するWOWOWの田中晃社長は16日、「非常に残念で悲しい思いでいっぱい」と語った。

 WOWOWでは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公演中止が続く劇場とコラボレーションして「劇場の灯を消すな!」プロジェクトを発足させるなど、演劇文化の継続に向けて独自の番組を制作している。

 16日に開かれた定例会見で“劇場クラスター”発生について所感を聞かれた田中社長は「演劇人、アーティスト、クリエイターが大変なエネルギーをかけて万全の準備をして臨んでいる。演劇に限らず、再開したプロ野球もJリーグも関係者、アスリートたちがとんでもない努力をして再開している」と現状を説明。その上で「こともあろうに新宿のとある劇場でクラスターが発生したということは非常に残念で悲しい思いでいっぱいです」とくやしさをにじませた。

 また、WOWOWは同日、12月から開始予定だった4K放送を、来年3月1日に延期すると発表した。設備導入のための作業で作業員が密になるのを避けるため、工期を調整した。

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