広島県警は21日深夜、広島市内の居酒屋で知人男性(57)の顔面を数回殴るなどしてけがをさせたとして、傷害の疑いで、県警本部の留置管理課課長補佐の警部、世羅利男容疑者(54)を現行犯逮捕した。当時は泥酔状態で「よく覚えていないが暴力を振るったことは間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、21日午後11時15分ごろ、広島市南区の居酒屋で、知人の自称高校教諭の男性を引き倒し、腹と頭を数回蹴り、手拳で顔を殴って顔面からの出血を伴うけがをさせたとしている。
県警によると、命に別条はない。世羅容疑者は今年4月から病気で休職中。2人は21日午後3時ごろから複数の飲食店で酒を飲んでいた。目撃証言から会計時にトラブルがあったとみて調べる。