21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比159・53ドル高の2万6840・40ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスを巡る米政府の追加経済対策への期待感が高まり、買いが優勢となった。
欧州連合(EU)首脳会議が、欧州経済再建のための「復興基金」の創設で合意したことや、飲料のコカ・コーラが決算発表で販売回復の見方を示したことも買い材料となった。ダウ平均の上げ幅は一時、340ドルを超えた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は86・73ポイント安の1万0680・36と反落した。
銘柄別では、原油先物相場の上昇を受け、シェブロンなど石油株が高かった。一方で、アップルやアマゾン・コムなどIT関連株は売られた。(共同)