【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスは27日、オブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。トランプ大統領と日常的に接触する機会がある政権高官の感染が確認されたのは初めて。
ホワイトハウスによるとオブライエン氏は自己隔離措置を取り、「安全な場所からリモート勤務をしている」という。「大統領とペンス副大統領への感染リスクはない」としている。
オブライエン氏は今月10日、トランプ氏の南部フロリダ州マイアミへの米軍視察に同行した。その後、英国とフランス、ドイツ、イタリアを歴訪したほか、米国内で家族の集まりに出席した。いずれの時点で感染したかは明らかになっていない。同氏は54歳。
ホワイトハウスでは5月、ペンス氏のミラー報道官の感染が確認された。