
顔を隠すことなく前を見据え、警察署を出て行く男。男はこの前日、元交際相手の女性の首元を包丁で刺し、現行犯で逮捕された会社員の水元義人容疑者(35)。
【画像】送検される水元義人容疑者
事件は9月30日、通勤する人や近くの小学校に子供を送り終えた保護者など、多くの人が行き交う路上で起きた。
埼玉県警・越谷警察署には午前9時過ぎから複数の110 番通報が入っていた。
最初は「男性と女性が大声でケンカしている」というものだったが、次の通報で「男女が取っ組み合いのケンカをしている」というものに変わった。そして、午前9時10頃に入った通報では「血だらけになった女性が倒れている」というものになり、一気に、殺人事件の様相となった。
事件を目撃した人はその異様な光景をこう語っている。
「女性の首辺りからは大量に血があふれていたが、男は右手に包丁を持って、左手で女性を抱きかかえるように支えていた。その姿はまるで2人が恋人同士のような光景だった」
また、別の目撃者は「男が女性を抱きかかえているので、最初は女性を助けている人なのかと思った。男性が慌てているとか、興奮しているとか、そういった事が一切なかった」と話した。
刺された女性は事件現場から約150メートル先の携帯電話販売会社に勤務する石沢里美さん(23)だった。石沢さんは病院へ搬送されたが、その後、死亡が確認された。