辛学チョルLG化学副会長は8月、「より良い未来のために科学を人類の生活に結びつける」というニュービジョンを発表した。 [写真 LG化学]
LG化学が世界自動車企業と電気自動車バッテリー会社の設立について議論していると、ロイター通信が16日報じた。
ロイター通信はこの日、LG化学の辛学チョル(シン・ハクチョル)副会長がインタビューで「すでに発表した合弁会社のほか、いくつかの自動車企業と合弁会社設立に関する話を進めている」と述べた、と伝えた。韓国最大手バッテリー企業のLG化学は過去1年間、中国の吉利汽車、米国のGMと相次いで合弁会社を設立した。
辛副会長はインタビューで「テスラにバッテリーを供給しているが、これは良いスタートであり、今後、両社間の協力がさらに増えることを希望する」と述べた。続いて「ほとんどすべての自動車企業と協力を増やすために話し合っている」とし「しかしその対象にテスラは含まれていない」と説明した。
LG化学は先月の緊急取締役会で、電池事業部を分割してバッテリー事業を担当する法人「LGエネルギーソリューション」(仮称)を12月1日に設立することにした。辛副会長は、バッテリー生産工場を増やし、多くの投資を受けるためには、バッテリー事業の分割が避けられない、と説明した。
辛副会長は「中国などのバッテリー企業との競争でトップを維持するためには、バッテリーの生産と研究分野により多くの投資が必要」とし「分社後にもLG化学の未来は明るいとみている」と語った。
ロイター通信は、LG化学が欧州に新たにバッテリー工場を建設する場所を物色していると伝えた。辛副会長は米国と東南アジアに新しい化学生産施設を置くことも検討しているという。