「優しい先生」、学校に衝撃 一部保護者は授業に反発か パリ近郊テロ


 【パリ時事】イスラム過激派によるテロ事件が相次ぐフランスで、中学校の男性教師が首を切られて殺害されるという惨劇が起きた。

 「温和で優しい先生だったのに」。被害者が勤務する中学校の保護者らは声を震わせた。

 2人の娘がこの中学校に通うという男性はパリジャン紙に対し、「娘の先生が殺害されたなんて」「温和で優しい人だった」と言葉を詰まらせた。男性は、ニュースを知って中学校の前に駆け付けたという。

 一方で、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使った男性教師の授業は、一部保護者の反発を招いていたもようだ。

 BFMテレビは、保護者とされる男性が事件前にインターネットに投稿した動画の内容を報道。男性は被害者の教師の授業について「イスラム教徒の生徒に挙手を求め、教室の外に出させた上でムハンマドの裸の絵を見せた」と説明した。

 この男性はその上で「このような憎しみを通じてどんなメッセージを子供たちに伝えたかったのか」と非難している。 



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