【ロサンゼルス共同】ローマ教皇フランシスコが21日上映のドキュメンタリー映画の中で、同性愛者同士の事実上の婚姻「シビル・ユニオン(合同生活)」を支持する立場を示し、各地に影響が広がっている。キリスト教カトリックがタブー視する同性愛カップルの権利向上へ追い風になるとの見方がある一方、保守層からは「カトリックの教えと矛盾する」と反発の声も上がっている。
国際人権団体によると、同性同士による結婚の権利が認められているのは29カ国・地域。しかし、米国のトビン司教は21日、シビル・ユニオンの合法化は「神聖な結婚をまねようとする」試みであり、容認できないと主張した。