韓国輸出、劇的に回復…7-9月期の成長率1.9%、逆成長脱出


釜山南区の戡蛮埠頭と神仙台埠頭にコンテナが積まれている。ソン・ボングン記者
釜山南区の戡蛮埠頭と神仙台埠頭にコンテナが積まれている。ソン・ボングン記者

2四半期連続で後退していた韓国経済が反騰に成功した。韓国銀行が27日まとめた「2020年7-9月期の実質国内総生産(GDP)」(速報値)によると、7-9月期の実質国内総生産は前四半期より1.9%増加した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大で急激に減った輸出が回復傾向に入ったおかげだ。輸出が成長率反騰をリードした。

今年1-3月期、4-6月期の成長率は2003年同期以降17年ぶりに2四半期連続でマイナスとなった。7-9月期に反騰して最悪の区間は抜け出したという評価だ。韓銀の今年成長率の見通しは-1.3%だ。韓銀はこれを達成するためには7-9月期・10-12月期の成長率が平均1%中盤(前期より)となるものと見通した。まずその水準は大きく上回った。年間成長率が見通しよりは改善される可能性が大きくなった。

4-6月期に墜落した輸出が7-9月期に劇的な回復傾向を見せたのが大きい役割を果たした。7-9月期の輸出は半導体と自動車を中心に4-6月期より15.6%増加した。四半期の増加率では1986年1ー3月期(18.4%)以降最も高かった。設備投資も機械類と運送装備がいずれも増えて6.7%増加した。だが、民間消費が減少(-0.1%)に転じた。夏以降新型肺炎の再拡大が影響を及ぼした。建設投資の減少幅はより大きくなって-7.8%となった。通貨危機以降最も低い数値だ。まだ不安な反騰であることが垣間見られるところだ。

国内生産活動により発生した所得の実質購買力を示す国内総所得(GDI)は交易条件が改善された影響で2.5%増加して成長率を上回った。



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