公明党の山口那津男代表は27日の記者会見で、同党が政府に提言していた大学受験生らへの現金2万円の給付案について、撤回する考えを明らかにした。「給付の対象や方法にいろいろ課題がある。提案はいったん取り下げる」と述べた。
同党の竹内譲政調会長らが6日、大学受験や就職を控えた高校生らを対象に一律2万円を支給する「受験生等支援給付金(仮称)」の創設を加藤勝信官房長官に申し入れていた。
山口氏は「新型コロナウイルスの影響でいろいろな打撃を受けている方がいる。どういう対応策が望ましいか新たに検討する」と強調した。