世界的投資銀行モルガン・スタンレーは28日、「韓国の景気回復が続き韓国の国内総生産(GDP)は2021年1-3月期までに新型コロナウイルス以前の水準に到達すると予想する」と明らかにした。
モルガン・スタンレーはこの日、韓国の7-9月期の経済成長率関連報告書を公開し、「厳格な社会的距離確保(ソーシャルディスタンス)措置にもかかわらず韓国の7-9月期GDP上昇は依然として驚くべき水準」としてこのように明らかにした。
韓国銀行は27日に韓国の実質GDPが前四半期比1.9%増加したと明らかにした。これに対しモルガン・スタンレーは報告書で「一時的な社会的距離確保措置が内需を圧迫したが、輸出回復により韓国の7-9月期の実質GDPは驚くべき実績を出した」と評価した。
合わせて「最近韓国を含めさまざまな国で新型コロナウイルス事例が増加し、韓国の景気回復の妨げになりかねないとの懸念が大きくなっている。しかしこれまで韓国の輸出は影響を受けておらず、1日の輸出モメンタムは10月に入ってから20日間でさらに改善され5月初め以降の回復傾向を継続した」と分析した。
モルガン・スタンレーは「われわれは韓国の輸出が4-6月期に底を打ち今後引き続き回復すると予想する。内需の側面で韓国の新型コロナウイルス感染症は9月初めから減少して安定化されている。これを通じて10月12日から社会的距離確保措置が1段階に緩和され百貨店販売と国内観光、電力需要などの内需指標がさらに回復できるだろう」と予想した。また「効果的な政策的対応は経済回復に役立つと考える」と付け加えた。
モルガン・スタンレーは続けて「われわれは韓国が2020年のトレンド以下の成長段階から2021年はゴルディロックス(熱くも冷たくもなくちょうど良い)段階に転換されると予想する」と明らかにした。
モルガン・スタンレーはこのようなゴルディロックス段階で韓国がベース効果を基にトレンド以上の成長を見せ、インフレは上昇を見せながらも依然として低く、大規模な政策的対応を取ると予想した。