乗用車であおり運転をしたとして、埼玉県警は4日、中国籍の男(24)を道路交通法違反(あおり運転)容疑で逮捕した。県内で乗用車によるあおり運転容疑での逮捕は初めて。男は「妨害運転をしたことは間違いないが、相手から売られたけんかを買っただけ」などと供述しているという。
発表によると、男は7月9日午後8時45分頃、蕨市の国道17号で乗用車を運転中、前方を走る男性会社員(27)の乗用車を右側から追い越し、急ブレーキをかけるなどして、約200メートルにわたって運転を妨害した疑い。
県警幹部によると、その直後に、男性から「あおり運転をうけている」、男から「急にパッシングをされて幅寄せをされた」と、それぞれ110番があった。男性の車のドライブレコーダー映像などから、男があおり運転をした疑いが強まったという。